金属丸鋸刃の選び方

丸鋸刃にはさまざまな色の層がいくつかありますが、それぞれの長所と短所は何ですか。
丸鋸の種類の選択;一般的に使用される超硬合金の種類は、タングステン コバルト (コード YG) とタングステン チタン (コード YT) です。タングステンおよびコバルトカーバイドは耐衝撃性に優れているため、木材加工業界でより広く使用されています。木材加工でよく使われるモデルはYG8～YG15です。YG の後の数字はコバルト含有率を示します。コバルト含有量が増加すると、合金の衝撃靱性と曲げ強度は向上しますが、硬度と耐摩耗性は低下します。実際の状況に応じて選択してください。
1. 65Mnばね鋼は弾性と可塑性に優れ、経済的な材料であり、熱処理硬化性が良く、加熱温度が低く、変形しやすく、高い切断要件を必要としない鋸刃に使用できます。
2.炭素工具鋼は炭素含有量が高く、熱伝導率が高いですが、200℃〜250℃の温度にさらされると硬度と耐摩耗性が急激に低下し、熱処理変形が大きく、焼き入れ性が悪く、焼き戻し時間がかかります。長くて割れやすい。T8A、T10A、T12Aなどの切削工具用材料を経済的に製造します。
3. 炭素工具鋼と比較して、合金工具鋼は優れた耐熱性、耐摩耗性、優れた取り扱い性能を備えています。熱変形温度は300℃～400℃で、高級合金丸鋸刃の製造に適しています。
4.高速度工具鋼は焼入性が良く、硬度と剛性が強く、耐熱変形が少ないです。安定した熱可塑性を有する超高張力鋼であり、高級極薄鋸刃の製造に適しています。
丸鋸の直径。鋸刃の直径は、使用する鋸引き装置と鋸引きワークピースの厚さに関係します。鋸刃の直径は小さく、切断速度は比較的遅いです。鋸刃の直径が大きくなるほど、鋸刃と鋸引き装置に対する要件が高くなり、鋸引き効率が高くなります。丸鋸の機種に応じて鋸刃の外径を選定し、同径の鋸刃を使用します。
標準部品の直径は次のとおりです: 110MM (4 インチ)、150MM (6 インチ)、180MM (7 インチ)、200MM (8 インチ)、230MM (9 インチ)、250MM (10 インチ)、300MM (12 インチ)、350MM ( 14 インチ)、400MM (16 インチ)、450MM (18 インチ)、500MM (20 インチ) など。精密パネルソーの底溝鋸刃は、ほとんどが 120MM になるように設計されています。
丸鋸の歯数の選択;鋸歯の歯数。一般に、歯数が多ければ多いほど、単位時間あたりに切断できる刃先が多くなり、切断性能が向上しますが、切断歯数に応じてより多くの超硬が必要となり、鋸の価格が高くなります。ただし、鋸歯が密になりすぎると、歯間のチップ容量が小さくなり、鋸刃が発熱しやすくなります。さらに、鋸歯が多すぎる場合、送り速度が適切に一致していないと、各刃の切削量が非常に少なくなり、切れ刃とワークを悪化させます。摩擦はブレードの寿命に影響を与えます。通常、歯の間隔は 15 ～ 25 mm で、切断する材料に応じて適切な歯数を選択する必要があります。
丸鋸の厚さ。鋸刃の厚さ 理論的には、鋸刃は薄ければ薄いほど良いと考えられますが、鋸の継ぎ目は実際には消耗品の一種です。合金鋸刃ベースの材質と鋸刃の製造プロセスにより、鋸刃の厚さが決まります。厚さが薄すぎると、作業時に鋸刃が振れやすくなり、切断効果に影響します。鋸刃の厚さを選択するときは、鋸刃の安定性と鋸で切断する材料を考慮する必要があります。一部の特殊用途の材料に必要な厚さも特定されており、スロッティングソーブレード、スクライビングソーブレードなど、装置の要件に応じて使用する必要があります。
1. 一般的に使用される歯の形状は、左右の歯（交互歯）、平歯、台形平歯（高歯と低歯）、逆台形歯（逆円錐形の歯）、アリ歯（こぶ歯）、および工業的に希少な歯です。グレード 3 の左と 1 つの右、左右の平らな歯など。
2. 平歯鋸は粗く、切断速度が遅く、研削が最も簡単です。主に一般木材の製材に使用され、コストが安価です。主に、切断時の粘着を軽減するための小径アルミ鋸刃や、溝底を平坦に保つための溝入れ鋸刃に使用されます。
3. ラダー平歯は台形歯と平歯を組み合わせたものです。研削はさらに複雑です。鋸で切断する際に、ベニヤのひび割れ現象を軽減できます。各種単板・複板木質パネルや耐火パネルの製材に適しています。アルミ鋸刃の固着を防ぐため、平歯の多い鋸刃が使用されることが多いです。
4. 逆はしごの歯は、パネルソーの下溝鋸刃によく使用されます。木質二重単板を製材する際、グルーブソーで厚みを調整して下面の溝切り加工を完了し、その後メインソーで板の鋸引きを完了することで、鋸刃の欠けを防ぎます。